統合失調症の妻と子供たちが僕に教えてくれた事。

ある日妻が統合失調症になりました。初めての陽性反応から入院、退院してから現在までの事を少しずつ綴っていきたいと思います。同じ疾病を抱えた人やその人を支える家族の方へ少しでも情報提供になればと思います。

家族会。

 

家族会とは病院が開催している月1回の会だ。

統合失調症を身内に持つ家族とドクターと看護師と市の職員さんが集まって色々と勉強したり、それぞれの家族の近況を共有したりしている。

 

僕はみかちゃんが入院して以来ずっとこの家族会に参加している。

最初はいきなり家に案内がきてなんのこっちゃと思い参加したのをよく覚えている。

 

僕以外参加されている家族の方はほとんどが僕の両親と同じ歳位もしくはもっと年配の方が多い。

 

毎回、テーマをもとに少し勉強する。今までのテーマでいうと「お薬」、「アンガーマネジメント」、「ディサービスの活用」、「病院の取り組みについて」など色々だ。

 

流れとしてはその日のテーマをもとに講師の方の話を聞いて、その後参加している人が現在の家族の状況などを話して情報共有していくといった感じ。

 

 

周りを見渡すと恐らく息子さんや娘さんが発症しているケースがほとんどで、奥さん旦那さんが発症していますといった僕と同じパターンの人はあまりいない印象だった。

 

もちろん、僕はその中では新人でみかちゃんは発症してまだ間もない。

他の人の話を聞いていると、具体的な詳細までは分からないが発症してから恐らく数年〜数十年経過している方が多くいた。

 

みなさんとても疲弊していて、いまだに息子や娘とどう接していいか分からないがとにかく入退院を繰り返ししている様子の方が多くいる様に感じた。

 

僕は初めてこの会に参加させてもらった時にかなり衝撃を受けた。

統合失調症はこんなに長く続くのか、病状が悪化したらそんな風になるのか等。

 

話を聞いているとやはり投薬を勝手に辞めている人に関しては病状が悪化している様に感じた。そして、参加されているご家族のほとんどは社会復帰ができていない状況に感じた。

 

もちろん、参加されていない家族も沢山いて無事に社会復帰されている人も沢山いると思う。

 

僕はこの会に参加することによってより、統合失調症の症状について知ることが出来たし。現在の良いとされている治療法なども色々と先生が教えてくれた。

 

 

それらのキーワードを毎回書き留めて、書籍を探しては読んでみたいなことから初めていき、少しずつ知識を増やしドクターや薬剤師の先生と相談しながら少しでもみかちゃんにとっていい選択を一緒にしていきたいと思う。

 

毎回毎回、その家族会を設営していただける病院のスタッフの方や身内の方のセンシティブな話や情報を共有してくれるご家族の方、統合失調症の現在の治療法や投薬法、また一人一人についてアドバイスをくれるドクターや看護師の方々にも本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

僕も含め参加されている家族の方の笑顔が少しでも増える様、少しでもポジティブな気持ちになれる様になるといいなと思う。