統合失調症の妻と子供たちが僕に教えてくれた事。

ある日妻が統合失調症になりました。初めての陽性反応から入院、退院してから現在までの事を少しずつ綴っていきたいと思います。同じ疾病を抱えた人やその人を支える家族の方へ少しでも情報提供になればと思います。

統合失調症を患った人の就労について

毎月月末の最終週の月曜日にある家族会、先週参加してきた。

 

今回のテーマは就労について。

 

統合失調症患者の就労への道みたいな感じで話があった。

どの話を聞いてもまずはピンとこなかった。

 

働く前に朝起きる事、定時に出社できる事、コミュニケーションが取れる事など色々な項目があってそれらをディサービス等で練習したり出来るらしい。

 

そもそも朝起きる事や定時に出社できる事やコミュニケーションが取れる事なんて普通の人でも必要な事やんかって感じだった。

 

それらの資料は病院が作成したものではなく、県とか市が作成した資料を元に作られたものだった。

 

見ていると本気で統合失調症の人の就労について考えられたものではないと感じ、途中から話が全然入ってこなかった。

 

それらの話の後に来ていた人たちがそれぞれの現状について話をしていく。

 

基本的には統合失調症になっている子供の親が来ているのがほとんどだ。

年齢も65歳から80歳くらいまでの親が来ている感じ。

 

話を聞いていると本当に大変だと思うし、勉強になることも沢山ある代わりに毎回それなりに気分が落ち込む。

 

今回の就労に関してはほとんどの人が家は働くことは諦めている、何もせず平穏に暮らせればいい。そんな感じだ。

 

みかちゃんは仕事に対する意欲は本当にあって、今もらっている失業保険の受給が終わる頃には仕事をしたいと思っている。

 

僕はお金を気にせずに好きな事にチャレンジして欲しいと伝えている。

家事や育児は僕に任せてみかちゃんのやりたいことや楽しいと思える事をやってくれたらいいと思うし、そのようなものが見つかれば最高だ。

 

今回の家族会に関して、統合失調症を含め精神疾患を患った人の就労についてもう少し深く考えていきたいと思う。

 

どんな人でも得意なことや好きな事がある。

今の世の中はそんな得意なことや好きな事を収入につなげる方法があると思う。

発症したことによってどんどん社会と切り離されていくのは治療の観点から見ても良くないと僕は思っている。

 

 

社会と繋がる事によって、人と繋がる事によって心も癒され改善されていくと僕は信じている。

 

だから、そういった人たちが社会と繋がりを持てるようにするためにはどうすればいいのか考えていきたいし、みかちゃんの就労についても全力で応援したい。

 

仕事がないなら仕事を自ら創るくらいの勢いで!