統合失調症の妻と子供たちが僕に教えてくれた事。

ある日妻が統合失調症になりました。初めての陽性反応から入院、退院してから現在までの事を少しずつ綴っていきたいと思います。同じ疾病を抱えた人やその人を支える家族の方へ少しでも情報提供になればと思います。

忘れもしない1日。初めての陽性反応。♯1

2018年4月16日月曜日の朝、今覚えば思えばとってもおかしかった。

普段全く喧嘩もしない僕たち夫婦がここ1週間から2週間の間ちょっとした意見の食い違いで言い合いをしたりという機会が増えていた。

 

そんな中、その日の朝一でみかちゃんは不思議な事を言い出した。

アパートに止まっている車の中の可愛いガイコツの置物を指差して「あのガイコツの置物前からあった?」「私今日死ぬかもしれない、、、、」と。

 

前日の夜に理由は覚えていないけど喧嘩をしていたので、朝っぱらから何ゆうてんの?

位にしか思わなかった。

 

僕は営業の仕事をしていてその日は、会社の新年度のキックオフだった。

キックオフは昼過ぎまであり、キックオフが終わり車を走らせていると携帯が鳴った。

 

電話の相手はみかちゃんだった。

みかちゃんも仕事をしている為、こんな時間に電話どうしたんだろう?と思いながら携帯を取ると、アパートに変な人がいたから管理会社の人に連絡して!!と言ってきた。

それを聞いた僕は了解と答え、それよりみかちゃん仕事は?と聞くと休んだ!とみかちゃんは答えた。特に休んだ理由も聞かず僕は管理会社にいる高校の後輩に連絡した。

後輩は電話に出ず、みかちゃんには折り返しあったら伝えるよとLINEで答えた。

 

数分後みかちゃんからまた携帯が鳴った。

携帯を取るとみかちゃんは今まで聞いたことのないような声で「助けて!死ぬ!!」「今すぐ助けて、お願い!!」