統合失調症の妻と子供たちが僕に教えてくれた事。

ある日妻が統合失調症になりました。初めての陽性反応から入院、退院してから現在までの事を少しずつ綴っていきたいと思います。同じ疾病を抱えた人やその人を支える家族の方へ少しでも情報提供になればと思います。

挨拶って大事よね

子供達から学ぶという事は本当に沢山ある。

僕は普段からなるべく子供達にただこうしなさいじゃなくて、なぜこうするのか、なぜこうした方がいいのか、そうすることによってどうなるのかという事をなるべく子供と一緒に考え共有する様にしている。

 

例えば、年中さんの息子に対していつもうるさく挨拶について話をしている。

年中さんになって挨拶がとても上手になった。今では先生や友達だけでなく保護者の方々にも大きな声でおはようございますと言えるようになった。

僕の人生で挨拶というものはとても大切で全てのコミュニケーションはおはようございますや、こんばんわ、などからスタートすると考えている。

僕はずっとサーフィンをやっているが、海へ行くと必ず知らないサーファーと挨拶をする、おはようございますとそうすると必ずおはようございますと挨拶が返ってくるしそこから今日の波はどうですかね?だとか最近あそこのポイントがいいよなどと会話をする事ができる。

 

息子に対しては朝、幼稚園に行った時におはようございますって元気にいうとみんなどうなったと聞く。そうすると子供はそこまで考えて挨拶していないのでそっとみんな笑顔でおはようございますって言ってくれてるやろって教えてあげる。そして明日から挨拶した後のみんなの顔見てごらんっていうと、息子も自分の挨拶によって相手が笑顔になるという事を少しずつでも理解してくれると信じている。

 

挨拶すると友達が沢山できるよ、挨拶ができると知らない人とも仲良くできるよなんかも伝えている。

内弁慶な息子は最初、恥ずかしがりながら挨拶をしていたが1年かけて大きな声で、ちゃんと相手の顔を見て挨拶ができるようになったと思う。

 

そうやって子供に毎朝挨拶について話をしていると、自分自身にも改めて挨拶の大切を理解する事が出来ている様な気がする。

 

外食に行った時にはお店を出る時に店員さんにご馳走さまでしたと家族で伝える様にしている、息子は自分からご馳走さまでしたと大きな声で言う様になった。最近では娘も2歳ながら僕達の後に「や〜♪」と元気な声で言っている。

まだ、単語しか喋れないながらも彼女なりにしっかりとお店の人にご馳走さまでしたと伝えている。

そんな姿をみかちゃんと息子と一緒に見られて本当に幸せを感じる。

こんなちょっとしたことに気づき幸せを感じれる様になったのもみかちゃんのおかげだと思う。