統合失調症の妻と子供たちが僕に教えてくれた事。

ある日妻が統合失調症になりました。初めての陽性反応から入院、退院してから現在までの事を少しずつ綴っていきたいと思います。同じ疾病を抱えた人やその人を支える家族の方へ少しでも情報提供になればと思います。

ちょっとした事に気づく事

少しずつみかちゃんが元気に、笑顔になってきている気がする。

 

ほんのちょっとした事が以前よりかなり出来る様になった。

 

例えば、掃除機をしてくれた回数が増えた事、お家のお茶が少なくなっていることに気が付いてお茶を作ってくれた事、子供のリュックからタオルとかお箸セットを出してくれた事とか色々。

 

凄い事だし本当に嬉しい。

みかちゃんは何の気なしにやっている事だと思うけど、気が付く事、気が付いて行動する事。

これって凄い事だしみかちゃん自身の生活も少し余裕が出来てきたのかもしれない。

 

もちろん、もともとみかちゃんは凄く気が付く人で僕はそんなみかちゃんの気が付いて気が利く所が大好きだ。

 

例えば、飲食店に行って食事をする、食事が済むとお店の人が片ずけしやすいようにお箸やお皿やお手拭きを綺麗にまとめてテーブルのすみに重ねて置いたりする。

 

最初これを見た時に僕はもう感動して、なんと配慮の出来る人だと思った。

それ以来僕も必ずどこの飲食店に行っても同じ様にしている。

 

統合失調症になって以来、みかちゃんのそんな配慮だったり細かい気配りだったりってのが全く無くなってしまった。

 

でも、僕は特に気にしてなくてその分僕が色々なことに気が付けばいいやと思っていた。

 

睡眠時間は今でも沢山あるがそれはそれでOKだし。

用事のある時だけ起きてくれればいい。

 

統合失調症になって1年が経過した。

 

まだまだゆっくりでいい、本当にゆっくりと時間をかけてみかちゃんのペースで回復していけばいいと思う。

 

家族みんなで毎日少しずつ小さいチャレンジに挑戦して、失敗したら家族みんなんでまたチャレンジしてそのプロセスをみんなで一緒に楽しんでいきたいと心からそう思う。

 

今日は市の幼稚園のPTAの役員会だ。

初めての事なのでとっても楽しみ。